LINEポケットマネーはブラックでも借りられるって本当?
LINEウォレットから簡単に申し込みができるLINEポケットマネー。2021年11月にお笑い芸人・麒麟の川島明さんを初のテレビCMに起用したことでも話題となりました。
利用対象 | 新規契約時の年齢が満20~65歳 安定かつ継続した収入の見込める人 アルバイト・パートでも可 |
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年会費 | 無料 |
契約極度額 | 5~300万円 |
融資額 | 1円~(1円単位) |
貸付利率(実質年率) | 3.0~18.0% |
遅延損害金率(実質年率) | 20.0% |
貸付方法 | 会員名義のLINE Payへのチャージ 会員が指定する会員名義の銀行口座への振込 |
返済方式 | 残高スライド元利定額リボルビング方式 |
返済回数 | 契約極度額30万円以下:1~36回 契約極度額30万円超100万円以下:1~60回 契約極度額100万円超:1~180回 |
毎月の返済日 | 16日または26日 |
利用目的 | 生計費融資 事業費融資には利用できない |
そんなLINEポケットマネーは、「LINEスコア」を使ったスコアレンディングという独自の方法で審査を行っています。
2019年8月にサービスを開始してからわずか2年で累計申込数が70万件、累計貸付実績額も300億円を突破するなど、今勢いに乗っている新しいタイプの貸金業です。
独自の審査方法やLINEから簡単に申し込みができることなどから、「審査が簡単で緩いため、ブラックでも借りることができる」といううわさが出ているようですが、これは間違いです。
LINEポケットマネーは、東京都に登録された正規の貸金業者であるLINE Credit株式会社が運営しています。貸金業法にのっとって与信審査を行っており、信用情報に傷がある、ブラックリストに掲載されている人では簡単にお金を借りることはできません。
本記事では、以下のことについて解説していきます。
- LINEポケットマネーをブラックの人が利用できない理由
- LINEポケットマネーの審査方法
- LINEスコアとスコアレンディングサービスについて
LINEポケットマネーはブラックだと借りられない
LINEポケットマネーはブラックの人ではお金を借りることができません。ブラックの人とは、信用情報機関に登録されている「信用情報」に傷があり、ブラックリストに載っている人のこと。
信用情報の傷とは、下記のようなものです。
- 複数の金融機関からお金を借りている
- 何度も返済を滞っている
- 長期にわたって返済できていない
- 自己破産した
- スマートフォンや携帯電話の割賦払いで支払が何度か遅れた
- 奨学金の返済が遅れている
情報の内容と登録されている信用情報機関によっては、5年間記録が残ります。記録が残るような人は返済能力が低いと判断されるため、どこの金融機関でも融資を受けることができません。LINEポケットマネーでも同じです。
LINEポケットマネーは、サービス開始当時こそ審査が緩くブラックでも簡単にお金を借りることができていたようです。しかし東京都から行政処分を受けたことで業務が改善され、以前よりも審査が厳しくなり、今ではブラックの人ではお金を借りることが難しくなっています。
下記ページでは、LINEポケットマネーの審査に通りやすい人の特徴や審査の流れについて情報をまとめています。ぜひ合わせて参考にしてください。
>>> LINEポケットマネーの審査は甘い?
ブラックの人が借りられない理由
ブラックの人がなぜLINEポケットマネーでお金を借りられないのか、その理由について詳しく解説していきます。
お金を借りられない理由として、以下の4点があります。
- LINE Credit株式会社が正規の貸金業者である
- 信用情報機関JICCの加盟会員である
- みずほ銀行・オリコの与信ノウハウを提供している
- 行政処分によりLINE Credit株式会社が運営体制を整えたため
[1]LINE Credit株式会社が正規の貸金業者である
会社名 | LINE Credit株式会社 |
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所在地 | 東京都品川区西品川1丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー22階 |
事業内容 | 個人向けスコアリング、個人向け無担保ローンサービスの提供・運営 |
貸金業登録番号 | 東京都知事(1)第31721号 |
日本貸金業協会会員 | 第006067号 |
LINEポケットマネーの運営元であるLINE Credit株式会社は、金融庁や東京都に営業を認められた正規の貸金業者です。金融庁の登録貸金業者情報検索サービスでLINE Credit株式会社の登録番号を検索すれば、LINE Credit株式会社の情報が表示されます。
東京都の貸金業者一覧を見れば、LINE Credit株式会社が登録された正規の貸金業者だとわかります。
登録された正規の貸金業者は、貸金業法という法律を順守する義務を負います。
LINEポケットマネーは貸金業法にのっとって運営されているため、貸金業法第13条「返済能力の調査」と第13条の2「過剰貸付け等の禁止(総量規制)」などを順守しており、多重債務者で返済能力が低いブラックな人には融資を行わないのです。
[2]信用情報機関JICCの加盟会員である
国内には、以下の3つの信用情報機関があります。
信用情報機関名 | 主な加入会社等 |
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株式会社CIC | 主にクレジットカードを取り扱っている会社などが加盟、利用 |
日本信用情報機構(JICC) | 主に消費者金融会社が加盟、利用 |
全国銀行個人信用情報センター | 全国の銀行が加盟、利用 |
LINE Credit株式会社が加盟しているのは、多くの消費者金融が加盟している日本信用情報機構(JICC)です。
消費者金融の中にはJICCだけでなく、CICや全国銀行個人信用情報センターなどにも加盟し、情報を利用しているところが多いことから、JICCのみに加盟しているLINEポケットマネーは「審査が緩い」と思われています。
しかし、JICCに加盟している以上、融資の際には信用情報を確認するなどの与信審査を行います。
また、貸金業法の指定信用情報機関制度に基づいて、JICCとCICでは情報を共有できるように情報交流を行っています(FINE)。消費者の総借入残高を正確に把握できるように、お互いの残高情報などの交流を行うことが義務付けられているのです。
全国銀行個人信用情報センターの情報もCICとJICCとで延滞情報などの情報交流を行い(CRIN)、過剰貸付けや多重債務者の発生防止に役立てています。
LINE Credit株式会社がCICに加盟をしていなくても、JICCでCICや全国銀行個人信用情報センターの情報を把握しているため、JICCに信用情報を照会するだけで十分な与信審査ができるのです。
情報交流によってより正確に信用情報を把握できることから、ブラックの人はお金を借りることが難しいのです。
[3]みずほ銀行・オリコ与信ノウハウを提供している
LINEポケットマネーの運営会社LINE Credit株式会社は、同じLINEグループ傘下のLINE Financial株式会社、みずほ銀行、オリコの3社が共同出資をして作った会社です。
お金を融資する時には「与信審査」というものを行います。与信審査とは、消費者の返済能力や現在の融資残高など、信用に関わる審査をすることです。LINE Credit株式会社では、みずほ銀行やオリコの与信ノウハウを基に与信審査を行っているのです。
与信審査では、前項でご紹介した信用情報機関への照会作業を行いますが、会社独自の情報の調査も行います。「会社独自の情報」とは、みずほ銀行やオリコが独自に持っている消費者の信用情報のことです。
信用情報機関に登録された信用情報には時効があり、5年で抹消されます。一方、会社独自の情報には時効がなく、抹消されることなく半永久的に残ります。
みずほ銀行のローンなどを利用して返済が滞っていたり、債務整理をしてローン残高の返済を免れたりすると、それらの情報は全てみずほ銀行内に半永久的に記録されるのです。
LINEポケットマネーに申し込みをすると、信用情報機関の情報とみずほ銀行・オリコ両社が持つ独自情報によって与信審査が行われます。そのため、信用情報に記録が残っていなくても、延滞や債務整理などの経験があり、みずほ銀行やオリコに記録が残っている可能性がある人はお金を借りられません。
[4]行政処分によりLINE Credit株式会社が運営体制を整えたため
「審査が緩くブラックでもお金を借りられる」といったうわさが流れた理由の一つは、LINEポケットマネーのサービス開始当初の業務体制にあります。
LINE Credit株式会社には2020年1月21日に、東京都から業務改善命令の行政処分が出ています。
内容は下記のものです。
- 過剰貸付け等の禁止違反及び返済能力の調査義務違反
- 業務運営に関する措置義務違反
LINE Credit株式会社によれば、2019年8月29日から2019年9月5日までの間に契約をした一部の利用者に対し、過剰貸付を行ったり収入証明書などの提出を依頼していなかったりといった違法行為がありました。
システムトラブルを理由に返済能力調査を行っていなかったことも違法行為と判断され、行政処分を受けました。
これらの違法行為によって、他の消費者金融から融資を断られたブラックの人でも融資を受けられたことから、「LINEポケットマネーは審査が緩くブラックでもお金を借りられる」といううわさが流れたのです。
業務改善命令が出されてからは、スタッフの再教育を行って個人情報の管理を徹底したり、システムトラブルを改善したりなど体制を立て直しました。
現在ではしっかりと返済能力調査や現在の貸付残高などを調べて与信審査を行っているため、ブラックの人は簡単に融資を受けることができなくなりました。
LINEポケットマネーではLINEスコアが重要
LINEポケットマネーは、LINEスコアという独自のサービスを使って与信審査を行っています。
LINEスコアはAI(人工知能)を使ったスコアレンディングサービスのことで、LINEの使用状況やライフスタイルなどを基に採点。採点結果によって融資可能額や貸付金利が決められます。
LINEスコアが重要視される理由とは?
通常、銀行や消費者金融でカードローンの申し込みをすると、以下の情報をもとに与信審査を行います。
- 年齢
- 職業
- 勤続年数
- 年収 など
名のある大手企業の正社員や公務員などは安定した収入が見込めるため、比較的融資を受けやすい傾向にあります。一方で、自営業やフリーランスなどは収入が安定していないため、融資を断られたり、受けられても希望額よりもかなり少額だったりします。
しかし、お金に関する考え方は年収や職種では判断できません。大手企業勤務や公務員でも、ギャンブルにお金をつぎ込み過ぎたり、子どもの給食費を支払わなかったり、市町村民税や公共料金などを滞納したりと、お金にルーズで無責任な人もいます。
低所得の人でも公共料金や子どもの給食費など、生活費を削ってでも市町村民税や公共料金、子どもの給食費などを事前に支払って生活をしているような、責任感の強い人もいるでしょう。
与信審査では、見えない部分をLINEスコアによってあぶり出し評価しているのです。
以前に借金の返済が滞ったりスマートフォンの割賦払いで何度か滞納があったりと、ブラックリストに掲載されるようなことをしていたとしても、現在は改善されているかもしれません。
ただし、信用情報は滞納した事実があれば完済しても5年間記録として残ります。
以下は、LINE Credit株式会社が加盟しているJICCの登録内容と登録期間です。
内容 | 登録期間 | |
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契約日:2019年9月30日以前 | 契約日:2019年10月1日以降 | |
入金日、入金予定日、残高金額、完済日、延滞など | 契約継続中および完済日から5年を超えない期間 (ただし、延滞情報については延滞継続中、延滞解消の事実に係る情報については当該事実の発生日から1年を超えない期間) | 契約継続中および契約終了後5年以内 |
債権回収、債務整理、保証履行、強制解約、破産申立、債権譲渡など | 当該事実の発生日から5年を超えない期間 (ただし、債権譲渡の事実に係る情報については当該事実の発生日から1年を超えない期間) | 契約継続中および契約終了後5年以内 (ただし、債権譲渡の事実に係る情報については当該事実の発生日から1年以内) |
信用情報に延滞などの記録が残っている間は、与信審査で落ちる可能性があるのです。
LINEポケットマネーは一般的な与信審査だけでなく、LINEスコアによるAIの採点も審査対象とすることで、消費者一人一人に合わせた信用評価をしています。
採点された点数によって金利や融資限度額が決定され、300点以下の場合はLINEポケットマネーの利用を断られるでしょう。信用情報の与信審査はLINEスコアでの採点後に行われます。
LINEスコアの採点方法とは?
LINEスコアではAIによって行われる採点に加え、ライフスタイルに関する15の質問に対する回答をもとに採点された「加点」もあります。
AIによる採点とは?
AIによる採点は下記などから判断され、採点されます。
- LINEサービスをどの程度利用しているのか
- LINE NEWSでどんな記事を読んでいるのか
- 登録された友達の人数
- どのような人と連絡を取り合っているのか
「LINEサービスをどの程度利用しているか」とは、LINEが提供する以下のサービスのうち、どのサービスをどの程度利用しているのかといったことです。
- LINE
- LINE Out
- LINEマンガ
- LINE MUSIC
- LINE Pay
- LINE証券
- LINE FX
- LINE BITMAX
- LINE BITMAX Wallet
- LINEスマート投資
- LINEほけん
- LINE WORKS
- LINE NEWS など
使用しているLINEサービスや使用頻度から、AIが独自に100~1,000点で点数を付けます。
ライフスタイルに関する15の質問とは?
AIによる採点が300点に満たなくても、ライフスタイルに関する15の質問に答えることで1~900点が加点されるので、心配いりません。
ライフスタイルに関する質問は以下の15項目です。
質問 | 回答・選択肢 |
---|---|
1. 生年月日を教えてください | 西暦で生年月日を入力 |
2. 性別を教えてください | 男性、女性、その他 |
3. ご結婚はされていますか? | はい、いいえ |
4. お子さまはいらっしゃいますか?(扶養している方のみ) | なし、1人、2人、3人、4人、5人以上 |
5. お住まいの住居タイプについて教えてください | 一戸建て、マンション、アパート、社宅・官舎、寮、公団・公営、その他 |
6. お住まいの住居所有状況について教えてください | 自己所有、家族所有、賃貸、その他 |
7. 現在の住居にはいつから入居されていますか? | 住み始めた年と月を西暦年数で入力 |
8. 同居されているご家族の人数を教えてください(本人は除く) | なし、1人、2人、3人、4人、5人以上 |
9. 現在の雇用形態を教えてください | 会社員、会社経営者・役員、自営業(個人事業主)、国家公務員、地方公務員、派遣・契約社員、パート・アルバイト、年金受給者、無職、その他 |
10. 現在のお勤めの職種を教えてください | 事務・管理、営業、販売、労務、接客、運転手、教員・議員、弁護士・医師・税理士など、看護師・理容師など(資格保有者)、技術・技能、その他 |
11. 現在のお勤め業種を教えてください | 製造、IT・通信:放送、電気・ガス・水道、サービス、商社・卸・小売、建設・不動産、金融・証券・保険、運輸・流通、飲食、宿泊、教育機関、病院・医療機関、官公庁・法律・会計、農林・水産・鉱業、協会・団体、その他 |
12. 現在の会社にはいつからお勤めですか? | 入社年月を西暦年数で入力 |
13. 現在お勤めの企業規模に最も近いものを選択してください | 5人未満、5人以上、10人以上、30人以上、50人以上、100人以上、300人以上、500人以上、1000人以上 |
14. 去年のおおよその年収について教えてください | おおよその年収を入力 |
15. 保険証種別について教えてください | 社会保険、国民健康保険、共済・組合保険、船員保険、その他、なし |
住居が、所有している一戸建てやマンションの場合、延滞した場合に担保になる可能性があるため、アパートなどの賃貸物件よりも加点が高くなります。
子どもの数は養育費の負担で、所有者についてはローン負担に関係してきます。養育費やローンがある場合、返済の負担となる可能性があるため加点されない可能性があるでしょう。
他の項目でも、回答によって加点が変わってきます。例えば筆者はフリーランスで年収はそれほど高くないのですが、自分以外の家族の持ち家に居住していることから、91点加点されました。
年収が高くても、住居形態や家族構成によって筆者よりも加点が低くなる可能性もあるのです。
ブラックでもLINEスコアが高く出る可能性がある
LINEスコアは信用情報機関に保存された情報に左右されることなく、あくまでもLINEの利用状況やライフスタイルに関する15の質問の回答によって採点されます。ブラックの人でも高得点を獲得する可能性は十分にあるのです。
AIによる採点は、普段からLINEを利用していることで高得点になることもあります。
ライフスタイルに関する15の質問でも、回答する内容によって高得点を狙えるでしょう。
質問内容 | 加点ポイント |
---|---|
生年月日 | 20代後半から30代後半くらいまでが評価が高い |
性別 | 女性より男性の方が収入が安定しやすく、評価が高い |
配偶者の有無 | 結婚している人は社会的信用度が高く、評価も高くなる |
扶養している子どもの人数 | 扶養している人数が少ない方が返済の負担がなく、評価が高くなる |
住居の種類 | 一戸建てや購入したマンションは滞納時に担保となるため、評価が高い |
住居の所有状況 | 家族所有なら住宅ローンの負担がないため、評価が高くなる |
入居年数 | 建物が新しいほど売却時の査定額が高くなるため、評価が高くなる |
同居する家族の人数 | 人数が多いほど連帯保証人になれる人が増えるため、評価が高い |
勤務形態 | 会社員や公務員は安定した収入が見込めるため、評価が高い |
職種 | 資格が必要な職種や議員、医師などの高収入が見込める職種は評価が高い |
会社の業種 | 製造業は安定しているため、評価が高い |
勤続年数 | 勤務年数が長いほど収入が安定していると判断され、評価が高い |
勤務先の企業規模 | 従業員数が多いほど収益が安定していると判断され、評価が高い |
昨年度の年収 | 年収が高ければ返済も無理なくできるため、評価が高い |
保険証種別 | 自己負担が少ない社会保険は評価が高い |
以上のことから、LINEスコアで高得点を狙えるのは、下記のような条件を兼ね備えた人といえます。
- 普段からLINEを頻繁に利用している
- LINE NEWSで経済や政治、国際情勢に関するニュースをチェックしている
- LINE証券やLINEスマート投資などを使って資産運用をしている
- 30代の既婚者で、子どもの人数が少ない(扶養家族が少ない)
- 持ち家に住んでいるがローンの返済は終わっている(または家族所有)
- 正社員もしくは公務員
- 医師・弁護士・税理士
- 全国の平均年収よりも高い収入がある
ブラックの人がLINEスコアを上げる方法
信用情報に傷があるブラックの人でも、LINEスコアの点数を上げることができます。ここではブラックの人がLINEスコアを上げる方法についてご紹介しましょう。
前項で、LINEスコアの高得点を狙える人として、いくつかの条件を挙げました。
ライフスタイルで高い加点を狙うなら、下記のように、実行できそうなことからライフスタイルを変えることです。
- 収入が高い仕事に転職する(資格を取得する)
- 役職に昇進する
- 副業で収入を得る
- 結婚する
- 親所有の家に移り住む
- 中古マンションや住宅を購入して賃貸物件から引っ越す
ライフスタイルに関する回答は登録された後でも編集できるため、ライフスタイルの変更に応じて更新することで、採点も更新されていきます。
AIによる採点で高得点を狙うなら、LINEを頻繁に利用したり、LINEスコアが提示するミッションをクリアしたりしましょう。
- LINEの友だち登録数を増やす
- LINE証券やLINEスマート投資などを使って資産運用をする
- LINE NEWSでチェックするニュースを政治・経済・国際のジャンルに変える
- LINE Payをインストールして利用する
- LINE Payで本人確認を行う
LINEスコアは、一度採点したらそれで終わりではありません。スコアは毎月1回、AI採点によるスコアは週1回更新されます。LINEサービスの利用状況を変えていくことで、点数を上げることができるでしょう。
ただし、LINEスコアの点数が高くても、他社からの借入が多く総量規制に引っかかる場合には融資を断られます。現在の借入状況や返済状況によっても断られることがあるので、注意してください。
LINEポケットマネーは「スコアレンディングサービス」を採用
LINEポケットマネーは、LINEスコアで利用者を採点し、融資額や融資条件を決める個人向け無担保融資サービスです。このようなサービスのことを「スコアレンディングサービス」といいます。
スコアレンディングサービスとは
スコアレンディングサービスとは、採点(スコア)と貸金(レンディング)を行うサービスのこと。利用者の個人情報を採点し、その結果に合わせた融資額の決定を行います。
LINEポケットマネーの他にも、ソフトバンクとみずほ銀行が共同出資して作った「J.Score」があります。
スコアレンディングサービスでは、以下のような情報を利用者から集めてAIが採点を行っています。
- 家族構成
- 住居環境
- 勤務先情報
- 収入
- 趣味・興味
- 性格 など
J.Scoreの場合、LINEスコアよりも質問項目が多く、使用している携帯電話のキャリアやパソコンのメーカーなど、生活に関する質問項目だけでも46問あります。他にも、性格や資産運用、仕事、所有不動産などに関するものもあります。
これらの詳細な情報を集めることで、AIがより厳密に採点を行うことができるのです。得点が高ければ高いほど社会的信用度も高いと判断され、利用者にとって有利な条件で融資を受けることができるでしょう。
スコアレンディングサービスで高得点を獲得するには
スコアレンディングサービスでは、新しいことに興味を持ち、社会と関わり、常に向上心を持ち続けているような人が高得点を獲得できる可能性があります。
- クレジットカードを活用してお金の管理ができている
- 高い教育を受けている
- SNSを活用して情報発信をしている
- フォロワーが多く、人望もある
- 趣味を持ち、広い視野を持っている
- 常に自分を高めるための勉強を行っている
- 健康維持のために適度な運動を行ったり、飲酒・喫煙を控えたりしている
- テレビニュースや情報番組のほか、ネットニュース、新聞などからも情報を収集している
しかしLINEスコアでは、15の質問とLINEサービスの利用状況からこれらをどのように判断して採点しているのか、LINEスコアが採点基準などを公表していません。
一般的な消費者金融とスコアレンディングサービスの違い
一般的な消費者金融では、カードローンの申し込みをすると信用情報機関に利用者の登録情報を照会し、融資の可否や融資額を決定します。
信用情報機関の情報を頼りに与信審査を行った場合、すでに完済していても遅延・延滞などの記録が残っていると、希望する額の融資を受けられません。消費者金融によっては融資を断られることもあります。
スコアレンディングサービスは、信用情報機関の情報を照会して与信審査を行うだけでなく、独自のスコアリング方法により利用者を採点し、融資額や金利を決定します。
このスコアリング方法では信用情報は関係なく、過去に延滞などがあったとしても現在の借入状況によっては利用者が希望する額の融資も行えるのです。
ただしスコアレンディングで採点された点数は、経済不安や世界情勢、コロナウィルスなどの感染症拡大などによって毎月自動更新されます。利用者の登録内容によっては登録時よりも点数が下がることがあり、融資を断られたり融資条件が知らないうちに変わっていたりする可能性もあります。
LINEポケットマネーはスコアレンディングサービス
LINEポケットマネーはLINEスコアを使ったスコアレンディングサービスです。一般的な消費者金融とは違い、採点結果によって融資額や融資条件が決められます。点数が高ければ銀行よりも低い利率でお金を借りることもできるでしょう。
前項までで、ブラックの人はLINEポケットマネーではお金を借りることができないと説明していましたが、LINEスコアの点数が高い場合、以下の条件によってはお金を借りられる可能性もあります。
- 過去にカードローンや携帯電話の割賦払いで延滞があったが、現在は全て完済している
- 他社の借入がない
他社からの借入がなければ総量規制に引っかかることはなく、年収に応じた借入が可能です。スコアレンディングサービスでは信用情報に傷があっても、現在の状況に応じて与信審査を行います。過去に延滞があっても既に完済していれば、お金を借りられる可能性もあるでしょう。
SNSや掲示板で「ブラックリストなのにLINEポケットマネーから借りられた」という投稿を見かけます。それについて動画にまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
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